サワディーカー、ピーチャイです!
YouTubeに最新のテクニック動画を公開しました。 今回は、元ルンピニー&ラジャダムナンランカー、初代修斗世界フライ級チャンピオンであるランバー・ソムデートによる「エルボー(肘打ち)の技術指導」です。
一撃で試合を終わらせる威力を持つエルボーですが、実はパンチと同じ体の使い方や、実践ならではの脱力・タイミングが非常に重要になります。
今回も目からウロコのアドバイスが満載でしたので、ブログでもポイントを分かりやすくまとめてお届けします!
▼ 今回の動画はこちらからチェック!
[119.ムエタイのエルボーの打ち方]

1. エルボーの基本は「パンチ」と全く同じ!
エルボーというと特別な腕の振りを意識しがちですが、ランバー曰く「基本はパンチと全く同じ」とのこと。
- 体の使い方は同じ:足の踏み込み、地面を蹴る力、腰の回転はジャブやフックと同じ。
- 変えるのは「腕の形」だけ:フックを打つ軌道で肘をコンパクトに出す。
- 地面をしっかり蹴る:手先だけで振るのではなく、後ろ足でマットを蹴って力を伝達させる。
余計な予備動作を作らず、パンチの延長線上で打つことが見切られないエルボーの第一歩です。
2. 距離に合わせた打ち分け(遠い時・近い時)
相手との距離によって、足運びと打ち方を変えます。
- 相手が遠い時(歩く・踏み込む)プンルアン(キング)のように長いエルボーを打つには、パンチと同じように「歩いて(踏み込んで)」打ちます。相手が入ってくる瞬間に合わせて踏み込むのがコツです。
- 相手が近い時(上げるだけ)至近距離では大きく振らず、後ろ足で蹴りながら肘をスッと「上げるだけ」でコンパクトに当てます。
3. 超重要!「打ったらすぐに構えへ戻る」
今回、私自身が一番厳しく指導されたのが「打った後の戻り」でした。
エルボーを当てにいくことばかり意識すると、身体が流れて元の構えに戻るのが遅くなってしまいます。
- 当たったらすぐ元の構えに戻る
- 打った勢いで身体を流さない
- 戻りが遅いと、相手のカウンターをもらう最大の隙になる
「打つこと自体は上手くても、戻りが遅ければ実戦では使えない」という実践的な教えです。
4. 「100%の力」はいらない!70%で速く打つ理由
強打を狙おうとすると、どうしても全身に力が入って100%のパワーで振り回してしまいがちです。しかし、ランバーは「100%はいらない、70%くらいでいい」と言います。
なぜ100%の力で打ってはいけないのか?
- 100%で打つと動きが硬くなり、スピードが落ちる
- 遅い攻撃は相手に見切られ、結果的に威力が軽くなる
- 力むとバランスが崩れ、次の動作に繋がらない
「試合の相手はサンドバッグじゃない。逃げる相手には速さだけを考える」
パンチもキックも肘もすべて共通で、「重く打とうとするのではなく、リラックスして速く打つことだけを考える」。 リラックスして肩と腰の回転を利かせ、インパクトの瞬間だけ拳・肘を硬くすることで、結果として一番重く鋭い一撃が生まれます。
まとめ:脱力とスピードこそが最大の破壊力を生む
今回のポイントをおさらいすると、
- エルボーの体の使い方はパンチと同じ(腕の形を変えるだけ)
- 遠い時は歩いて踏み込み、近い時は下から上げるだけ
- 当てたら流さず、すぐに元の構えに戻る
- 力みは禁物。70%の脱力と「速さ」を意識することで重い打撃になる
動画内では、実際にミット打ちをしながらフォームを修正していくビフォーアフターも収録されています。脱力した瞬間に打撃のキレが劇的に変わる様子を、ぜひ動画で確認してみてください!
次回もお楽しみに!
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