M16ムエタイスタイルに通い始めて、日常がちょっとずつ変わってきた。(2007年ごろの話です)
当時の仕事は、上中里から京浜東北線に乗って、大井競馬場の近くまで通ってた。
片道1時間。通勤ラッシュの京浜東北線なんて当然座れるわけもなく、朝から満員電車に揉まれる毎日だった。
(今の通勤ラッシュなんて可愛いもんですよ)
これだけで体力の3割ぐらいは削られてた。
しかも仕事は、お客さん相手の仕事。以前はずっと実験などする技術職で、人と話すことすら少なかったのに、急にコミュニケーション重視のポジションに放り込まれた。人見知りの自分には、精神的にキツかった。
笑顔を作って、丁寧に接して、相手が無茶言ってきてもニコニコ対応した。
表面上はうまくやれてたと思うけど、正直、しんどかった。
でも、夜にM16に行って、ランバーさんに「ミットやりましょ〜」って言われると、不思議と気持ちが軽くなった。
汗かいて、ミット叩いて、たわいない会話して、笑ってた。完全に癒しの空間だった。
自然と週3,4ペースで通うようになってたし、なぜか「もっと強くなりたい」と思い、ジムに行けない日は、近くの河原を走るようになった。あんなに運動嫌いだったのに、自分でもびっくりだった。
最初はとんでもない形だったミドルキックも、徐々に様になってきた。
特に左。
最初はミットに届いているのかというレベルだったのに、いつの間にか右よりも得意になっていた。
お腹も目に見えてへこんできて、鏡を見るたびにちょっと嬉しかった。
ジムでは相変わらずランバーさんが元気いっぱいにみんなを追い込んでたけど、たまにやたら眠そうな日があった。
「ランバーさん、元気ないね?どうしたの?」って聞いたら、
「昨日ずっと夜中、焼き鳥の串刺す工場でバイトしてたから眠い。でもジム好きだから頑張るよ」って、笑った。
寝る時間削って、それでもジムに立って、人に教えて、みんなを元気にしてるランバーさん見てたら、仕事も苦にならなくなったし、ジムに通って会員さんたちと楽しく話すうちに人見知りせずに話せるようになった。
(ちなみにこの頃友達になった会員さんは、今でも一緒に柔術したりしていますしたまに会います。)
そういう意味でも、ムエタイとランバーソムデートは、自分にとってただのダイエット以上の存在になっていた。
⭐️製品紹介
ファスティングたまにやると絶好調になります



コメント
コメント一覧 (4件)
ランバー選手が2007年にも工場のバイトをしていたとは…
今だったら億に届くファイトマネーがあってもおかしくないくらい、強くて魅力的な選手だったろうに。
孫がとんでもなくなりそうなので、期待しています。
はじめまして、こんにちは
いつも動画を楽しく拝見しています
25年以上前、総合格闘技をやっていた縁でランバーさんとは一緒に掃除のアルバイトしたりプロレスの試合に出たり、ムエタイを少し教えて寝技をほんの少し教え返したりさせて頂いてました
(ランバーさんのMMAデビューのヤノタク対策だったかな?)
その頃から「いつか自分のジムを持ちたい」なんておっしゃってまして「ランバーさん、絶対向いてるよね」なんてお話したのを憶えておりますが、動画で拝見するとやはり物凄く教えるの上手ですよね!
そして皆が凄く楽しそう!
私も週1回だけ東京の片隅の道場で総合格闘技を教えていますが、生徒や選手達には「このランバーさんのチャンネルが滅茶苦茶分かりやすくて勉強になるから観て」と薦めつつ、「タイに修行に行くなら某タ〇ガームエタイじゃなくて総合格闘技も知ってるランバーさんの所が良いよ」なんて微々たる宣伝をしております
記事を拝見していたら懐かしさが溢れてしまい、長々と申し訳ありません
いつも楽しく為になる動画をありがとうございます
ランバーさんも、皆さんも御健やかにお過ごし下さい
ありがとうございます。
パタヤ楽しいので、機会あればお越しください。